年長のお子さんをもつ保護者の皆さん、
「うちの子小学校に行って大丈夫かな?」「小学校生活についていけるかな?」
と不安になっていませんか?
ほとんどのお子さんは時間が経てば小学校生活には慣れていきます。
ただし「小1プロブレム」という言葉があるように、お子さんが小学校生活に馴染むまでには一定の時間がかかります。
慣れるまで大きなストレスを感じるお子さんも少なくありません。
小学校入学前に少しだけ準備をしておけば、親子共にストレスを最小限にしてスムーズに小学校生活に移行することができます。
こんにちは!元小学校教師で男女2児の母である編集長です。
小学校入学前にやることを「生活・勉強・運動」に分けて解説します。
小学校入学後は、新しい生活と初めての勉強でお子さんも戸惑ったり疲れが出たりすることがあると思います。
幼児期に少しだけ準備をしてあげることでスムーズに移行することができますよ。
小学校入学準備のサポートには、通信教育を利用するのも良いと思います。
通信教育の年長コースには、小学校入学準備学習講座が準備されているものが多いです。
小学校入学準備はいつからしたら良い?
小学校入学に向けた準備は、半年以上かけて行うことおすすめします。
入学直前に焦って、急にお子さんに変化を求めてもすぐに変わることはできません。
急に厳しくなると驚いてしまいます。
「そんなんじゃ小学生になれないよ!」と言った声掛けも避けた方が良いです。
小学校生活にネガティブなイメージをもってしまい逆効果です。
時間をかけて、徐々に習慣を変えていきましょう。
小学校入学前にやっておくべきこと
小学校入学前にやっておくべきことを「生活面・勉強面・運動面」に分けて解説します。
生活面
生活面で最低限準備しておきたいことは3つあります。
- 早寝早起きをしよう
- 身支度を1人でしよう
- 自分の気持ちを話せるようにしよう
早寝早起きをしよう
小学校の登校時時間は、幼稚園よりも早いという家庭が多いのではないでしょうか。
我が家も小学校の登校時間の方が1時間早いです。
直前になって急に早起きをするというのは難しいものです。
年長のうちに小学校の登校時間から逆算して、起床時間を合わせましょう。
身支度を1人でしよう
年長になったら、幼稚園の荷物の準備や後片付けなどをできるだけ1人でできるように練習しましょう。
小学校では、持ち物は全て自分で管理するようになります。先生が細かく把握してくれるわけではありません。
着替えも全部自分でできるようにしておきましょう。
自分の気持ちを話せるようにしよう
幼稚園の先生と小学校の先生では、子どもへの関わり方が違います。
今までは、何も言わなくても幼稚園の先生が声をかけてくれたり、フォローしてくれたりしていたことが小学校では少なくなります。
困っていることは自分から先生に言わなければ、気づいてもらえないこともあります。
お子さんは自立が求められるようになります。
授業中に「トイレに行きたい」というのもお子さんにとっては勇気がいることです。
まずは、保護者に自分の気持ちを話せるようにしましょう。
保護者や幼稚園の先生以外の大人と関わる機会をつくってあげるのも良いでしょう。
勉強面
勉強面では、「小学校入学前に何ができるようになっていれば良いのかわからない。」という保護者の方は多いです。
小学校に入学すると生活面も勉強面も初めてのことばかり。
「小1プロブレム」という言葉があるように、しばらくは落ち着いて勉強ができないというお子さんも多いです。
少しでも勉強の経験をしておくと自信をもって授業に参加することができます。
- 紙に鉛筆で書けるようにしよう
- 家庭学習の習慣をつけよう
- ひらがな・カタカナが読めるようにしよう
- 自分の名前をひらがなで書けるようにしよう
- 物の数を正確に数えられるようにしよう
- 時計の正時が読めるようにしよう
紙に鉛筆で書けるようにしよう
基本的には勉強は、小学校に入学してから始めても遅くはありません。
ただし入学前に必ず紙に鉛筆で書く練習はしておいた方が良いです。
小学校では、文字や数字を書く練習を沢山します。とにかく書く日々の始まりです。
筆圧がある程度ないと文字がふにゃふにゃになり、しっかり書くことができません。
幼児のうちに鉛筆でお絵描きや迷路をやるなどして書くことに慣れておきましょう。
ひらがな・カタカナが読めるようにしよう
本来ひらがな・カタカナは小学1年生で学習する内容なので、読めないまま入学しても問題はありません。
ただ、最近は小学校入学前にひらがな・カタカナは全て読めるようになっているお子さんがほとんどです。
小学1年生では国語の学習量が多く、物語を読んだり、文字の練習をしたりします。
ひらがな・カタカナが読めるようになっているだけで、自信をもって授業に参加できます。
また、自分の持ち物を管理するために自分の名前が読める必要があります。
自分の名前をひらがなで書けるようにしよう
小学校入学前にひらがな・カタカナが全部書けるようになっているお子さんもいます。
ただし幼児期は生まれ月や男女差による差が大きいです。
ひらがな・カタカタが全部書けるというのはハードルが高いかもしれません。
自分の名前には関心をもつお子さんが多いと思うので、自分の名前を書くことを目標に練習するのが良いと思います。
物の数を正確に数えられるようにしよう
幼児期のうちに数に親しんで、数の感覚を磨いておくことはとても重要です。
1〜100までを言えるということよりも、物の数を正確に数えられているかどうかの方が大切です。
おもちゃなどを使って数える練習をしておきましょう。
算数は積み重ねの教科です。取りこぼすと後戻りしにくい教科でもあります。
時計の正時を読めるようにしよう!
小学校では時計に合わせて行動をします。
休み時間が終わる頃には、自分で時計を確認して、教室に戻っていなければなりません。
最初のうちは先生が声かけをしてくれますが、すぐに慣れる必要があります。
まずは「3時ちょうど」などの正時をアナログ時計で読めるようにしておきましょう。
運動面
幼児期に身体の土台をつくっておくことはとても大切です。
小学校生活では、45分間座って授業を受けたり、徒歩で学校に通う体力が必要になります。
幼児期に何かスポーツを習わなければならないということではありません。
公園で遊んだり、自宅の周辺をお散歩したりするだけでも運動能力や体力はついていきます。
ボール遊びや縄跳び、水遊びなど色々な体験をしておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
幼稚園と小学校では、生活がガラリと変わります。
お子さんはすぐに習慣を変えることはできないので、焦らずスモールステップで進めて行きましょう。
とはいえ、保護者も仕事や家事で忙しい中で、一緒に取り組む時間が取れないということもあると思います。
勉強面は、小学校入学準備ができる通信教育の力を借りるととても楽です。
受講するだけで最低限の準備ができるようになっています。
入学直前はバタバタして思うように準備はできなくなります。
1日でも早く始めることで親子ともにストレスなく進めることがきますよ。