共働きで忙しい家庭が増えたことや感染症の流行を背景に、自宅にいながらオンラインでできる子供の習い事が増えてきました。子供も自宅で学校のオンライン授業を受けるなど、パソコンやタブレットを使ってオンラインで学習することに慣れてきたのではないでしょうか。
現在、小学生が習い事をしている割合は約7割から9割と言われており、習い事をしている子供が多数派となっています。年齢が上がるほど習い事を掛け持ちしている割合が増えていきます。曜日や時間のやりくりをして複数の習い事をなんとかこなしているという方も多いですよね。
この記事では、オンラインで習い事をするメリット・デメリットとオンラインでできる子供の習い事をご紹介します!
オンラインで習い事をする方法
まず初めに、オンラインの習い事サービスと利用した事がない方向けにオンラインで習い事をする方法をご紹介します。
オンラインでの習い事は、基本的にビデオ通話を利用して授業を受けます。各サービス異なりますが、音声通話サービスSkypeやビデオ会議システムZoom、独自の学習システム、専用アプリ等を利用します。そのため、マイク・カメラ機能のあるパソコンやタブレット、スマートフォンのいずれかとインターネット環境を用意する必要があります。これらの費用は、自己負担になります。
オンラインで習い事を始める場合は、まずオンラインで体験授業の申し込みをします。体験授業を通して実際の授業の方法や流れを知ることができます。
入会する場合は、体験授業受講後サポートの指示に従って申し込みをします。気になるのは入会しない場合ですが、個人の体験としては、無理に引き止められたことはありません。
オンラインで習い事をするメリット3つ
オンラインで習い事をするメリットは多々ありますが、ここでは3つご紹介します。
送り迎え不要で時間に余裕ができる
子供が習い事をかけもちしていたり、子供が複数人いる場合は、習い事の送り迎えにかなりの時間を費やすことになります。すでに、送り迎えに疲弊している保護者の方も多いのではないでしょうか。オンラインの習い事は、自宅でできるので送り迎えが不要です。移動時間がなく、親子共に負担が大幅に減ります。
また、新しい習い事を始めたいけれど、送り迎えの都合がつかず諦めるということもあるでしょう。オンラインの習い事は、レッスン開始時間にパソコンを開くことさえできれば受講することができるので、諦める必要はありません。
料金が安いことが多い
オンラインでの習い事は、実際に教室に通うよりも授業料が安いことが多いです。教室の維持費や教材・端末の使用料がかからないためです。費用が高くて諦めていた教室が、オンライン教室をスタートしているということもあります。
感染症の心配がない
授業で人と接することがなく、移動もしないので、感染症の心配がありません。人と接する機会が減るので、コミュニケーション不足を心配される方もいるでしょう。
サービスによっては、オンライン上での子供同士のコミュニケーションを重視しているサービスもあります。今後の社会で必要不可欠なオンライン上でのコミュニケーションやモラル、ITリテラシーを身につけるチャンスと捉えることもできます。
オンラインで習い事をするデメリット3つ
受講する端末やインターネット環境が必要
自宅でオンライン授業を受けるためには、使用するサービスに適したパソコンなどの端末やインターネット環境を設置する必要があります。費用は自己負担なので、新たに購入する場合は、授業料とは別に費用がかかってしまいます。
友達との交流機会が少ない
オンラインの習い事では、実際に教室に通うよりは、友達とのコミュニケーションの機会は少なくなってしまうでしょう。学校以外で友達ができるというのは、子供にとって貴重な機会でもあります。
サービスによっては、授業を集団や少人数制で行うものもあります。オンライン授業は全国から受講することができるので、他の地域に住む子の考えを知ることができるのは、オンラインならではの経験とも言えます。
集中できる環境が必要
オンラインの習い事は、ビデオ通話を使用して行います。そのため、音声がきちんと聞こえる、ある程度落ち着いて集中できる環境が必要です。
小さな兄弟がいて、同室で過ごすなどの場合は、集中が難しいかもしれません。
オンラインでできる子供の習い事
子供の習い事としてどのような習い事が人気なのでしょうか。
株式会社べネッセコーポレーションが、小学生の習い事に関する調査を2021年6月に行いました。対象は、小学生とその保護者1,236組です。(参照PRTIMES)
保護者がオンラインでさせてみたい習い事
1位 英会話などの語学
2位 プログラミング
3位 思考力を伸ばすための学習
小学生がしてみたい習い事
1位 動画制作
2位 ダンス
3位 プログラミング
このような結果から、関連する習い事をご紹介します。
プログラミング
2020年から小学校でプログラミングが必修化となり、プログラミングは習い事としても人気が急上昇しています。ベネッセの調査結果からも分かるように親子ともに関心がある習い事のようです。オンラインのプログラミング教室もどんどん増えて、選択肢が広がっています。
プログラング教室では、プログラミングスキルを身につけることを通して、課題解決能力やプログラミング的思考を育むことができます。
ロボットプログラミング教室やゲームが作れるビジュアルプログラミング教室がありますので、子供の興味関心に合わせて選びましょう。
英会話
英会話はオンライン授業との相性がよく、以前からサービスが充実しています。子供のレベルや目的に合った英会話を見つけることができるでしょう。一般的には、マンツーマンレッスンで沢山レッスンが受けられるサービスが多いので、着実に英会話力を伸ばすことができるのが魅力です。
各サービスで、レッスンをしてくれる先生の国籍(フィリピン人、日本人、ネイティブ、非ネイティブ等)が異なるので、体験レッスンを通して相性を確認しましょう。
学習系
学習系通信教材もオンライン化が進んでいます。オンライン学習は、親のサポートなしで、自宅で学習が進めやすいという点が特徴です。共働きや下の子のお世話で、子供の学習をサポートできないという方には嬉しいサービスです。また、紙のテキストはやりたがらないけれど、タブレットなら学習にとりかかりやすいという子もいます。まずは資料請求をして内容を確認することから始めましょう。
ダンス
義務教育でもダンスが必修となり、テレビなどでもダンス関連の番組が増えました。小学生がしてみたい習い事でも2位に位置している人気ぶりです。
オンラインで、ダンスを習うことによって、自宅でも運動することができ、表現力を身に付けることができます。
オンラインのダンス教室は、近くにダンス教室がない子、すでにダンスを習っているけれど、もっとレベルアップしたい子や人前で踊るのが恥ずかしいという子におすすめです。
アート
ベネッセのランキングには入っていませんでしたが、タブレットの普及で、アートの分野もオンラインで習うことが容易にできるようになってきました。教育の分野では、STEAM教育として、子供がアートを学ぶ効果が注目されています。
https://online-learning-kids.com/atamacademy-fee/
まとめ
いかがでしょうか。始めてみたい習い事はあったでしょうか。まずは、体験授業を受けて、オンラインの習い事とお子様との相性を確認することからスタートされるのをおすすめします。